フルコースなフレットレス加工(後編)

世の中何があるか分からないもので、

まさかプレミーアリーグがシーズンの佳境に差し掛かるこの時期に、

レスターシティの試合を毎週心待ちにすることになるとは

思ってもみませんでした。

 

弱小チームが

強敵たちとの死闘を乗り越えて勝ち進むという、

まるでスポ根漫画みたいなストーリーが

本当に繰り広げられちゃっている今年のプレミアリーグ。

 

今晩の試合レスターが勝てば、

ほぼ優勝は決まりなのではないかと思います。

 

私には見える!

 

オルブライトンからウジョアのこぼれ球を岡崎で先制点。

その後追いつかれるものの、

マフレズが持ちすぎからの1点。

 

キックオフは3時間後。

あー楽しみです。

 

 

 

さぁ前回に引き続き、

ベースのフレットレス加工を見てみましょう。

ウレタン樹脂をたっぷり流し込まれた指板、

写真左が硬化後です。

 

液体を流しましたので、

樹脂表面はほぼ平らな状態。

 

まずはこの表面をフレットレスベースとして最適な形状に整形していきます。

エコノミーサンダーでRを出したら、

直線性等をチェックしながら傷を細かくしていきます。

 

写真右が研磨作業完了後の状態。

マットな仕上がりがお好みならば、

このままでも良いかもしれませんが、

今回は鏡面にします。

 

塗装なんかと同様、

コンパウンドとバフで仕上げると・・・

フレットレスベース with コーティング指板

これ、何度やっても最高です。

 

塗装のグロス感とはまた違った美しさ。

樹脂を厚く盛っていますので、

まるで指板表面に水が張っているかのようです。

 

 

そしたらパーツを戻しセットアップです。

弦はブラックナイロンを採用。

とてもフレットレスベースらしいサウンドですが、

もともとプリアンプも搭載されているモデルですから、

ジャンル問わず仕様出来そうです。

 

 

今回は指板に厚み1mm程のウレタン樹脂コーティングを施しました。

フレットレス加工としては最も工賃がかかる仕様ですが、

メリットも多いです。

  • 指板へのダメージを防ぐ
  • 気候の変化による影響を受けにくくなる
  • ネック強度が増す
  • 樹脂の厚みがあるため再コーティングしなくても形状修正が可能
  • 樹脂厚は元のフレット高に近いため、フレットレス加工による違和感が少ない

フレッテドベースをフレットレス加工する場合には、

おススメの仕様と言えます。

 

ご依頼主も、

演奏時の違和感の無さに驚いていらっしゃいました。

私もホッと一安心です。

 

 

実は今回のフレットレス加工には、

もう1つおしゃれポイントが。

 

これです。

Luminlayフレットレスベース

ライン材に使用したのは、

大人気の蓄光素材Luminlay。

 

当工房も指板のサイドポジションには度々使用している素材ですが、

フレットレスライン材は初めて使いました。

 

とても割れやすい素材で加工にはとても気を使いました。

製造メーカーさんも歩留りが悪いそうで、

ライン材としては極めて高価な素材ではありますが、

圧倒的なインパクトがありますね。

 

明るいライトなんかでチャージすれば

優に30分程は光り続けるこの素材。

ステージ上での実用性も高そうです。

 

Luminlay & コーティング指板仕様の

素敵なフレットレスベースになりました。

 

 

こうして仕事でフレットレスを手掛けると、

いつもフレットレスベースが欲しくなって困ります。

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カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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