楽器はいつか必ず壊れます

今週はほとんどの時間をリペアに費やしました。

1本1本丁寧に対応させていただいております。

 

 

今日はリペアの中でも

需要の多いフレット交換について少し触れてみます。

フレット交換
フレット交換リペア

フレット交換は、

フレット自体が摩耗により寿命を向かえてしまった場合はもちろんですが、

ネック全体の変形のために指板面の修正を行う必要がある場合にも行います。

 

他には、大きいサイズやステンレス素材に変更したいという

プレイアビリティの向上のために行う場合もあります。

 

 

フレット交換リペアは

 

・元のフレットを抜く

 ↓

・必要な指板面・フレット溝の修正を行う

 ↓

・新しいフレットを打ち込む

 ↓

・フレットエンドを整える

 ↓

・すり合わせを行う

 ↓

・新しいフレットに合わせナットの調整をする

 ↓

・弦張り~各部調整

 

このような手順を追います。

 

それぞれの作業は決まりきったものではなく、

1本1本の楽器の状態に合わせ適切に判断し

行う必要があります。

何よりもその楽器の状態を見極める目と

それに対応できる引出しの多さが求められます。

 

そしてもう一点、留意しなければならないのは、

将来その楽器は、またリフレットされる可能性がある

ということです。

 

つまり、その楽器の5年先、10年先まで考え、

次に担当するリペアマンがまたスムーズな作業が行えるよう、

いたずらに指板を削る、接着剤を多用する、必要以上の面取りを行う、

これらは出来るだけ避けなければなりません。

 

これらを忘れ、まるで自分の技術をいたずらに誇示するかのような

リペアを施された楽器を目にすることもあります。

 

楽器は必ずいつかリペアが必要になるものですので、

メーカーも工房も職人も、

それぞれが目先の状態だけに左右されず、

その楽器の将来にまで目を向けた楽器作りを

行ってほしいものです。

 

 

またまた固いお話になってしまいました。

朝1の更新はダメですね。

 

もう少し気楽なネタを考えねば。

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静岡県島田市のギター工房です。
カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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