新しいものも良いんです

なんとか1日おきでのブログ更新ペースを保っています。

ここまで私としては上出来ですが、

ペースダウンは確実です。

 

今日は人気の「ステンレスフレット」について。

 

工房のセミオーダーモデルは

お客様からのご指定が無い限り、

ステンレスフレットを採用しています。

 

フレット交換のリペアで

ステンレスフレットをご指定いただくことも増えてきました。

ステンレスフレット装着
フレットワークが打たれたネックは素敵

昔から使われている一般的なフレットの材質は「ニッケルシルバー」です。

 

ステンレスフレットはこのニッケルシルバーフレットに比べ、

・アタック音がより金属的でトレブリー

・軽量で硬い

・酸化、くすみが非常に少ない

 

このような特徴があります。

 

サウンド面は良くも悪くも変化します。

ニッケルシルバーフレットと同じセッティングでは

確実に高音域が出るようになりますので、

ステンレスフレットに合わせたサウンドの調整が

必要になると思います。

 

ステンレスフレットの最大のメリットはやはりその

メンテナンスフリーな点です。

 

その硬さから弦との摩擦が少なく、

チョーキングやヴィブラートはとてもなめらかです。

フレットの減りも、比較にならないほど少なく、

長く愛用していただけるはずです。

なによりも「ステンレス」ですので、

ニッケルシルバーのようにくすんでしまうことも無く、

いつも美しい輝きを備えています。

 

フレットは消耗品ですので、

弾けば弾くほど、かならずいつか交換が必要になります。

 

ただ、フレット交換作業は、

フレットこそ新しくなりますが、

少なからずネックそのものに変化を与えます。

これは作業する人間の技術によりますが、

未熟なフレット交換により、

多くの問題を抱えてしまったネックを

見かけることもあります。

コストも安くはありません。

 

つまり、フレット交換しなくて済むなら、

ネックにとってはそれがベスト。

 

以前ご紹介したカーボンロッドもそうですが、

今日のステンレスフレットも

すこしでも楽器を長く愛用していただくためには

段違いのアイテムです。

 

是非一度体験してみてください。

もう戻れなくなりますよ!

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ABOUT YOS

静岡県島田市のギター工房です。
カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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