Basic Set Up / Maintenance
施工例
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【基本セットアップ】
楽器の状態を診断し、適切なエレキギターのネックの反り調整、弦高調整、ピックアップ高調整、オクターブ調整を行います。
お客様の好みに合わせ、その楽器のポテンシャルを最大限に引き出すセッティングを心掛けています。
ナット高に余裕があるものは、弦溝調整を併せて実施するとさらに効果的です。
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【弦巻き】
弦巻きはギターの基本でありながら、その巻き方一つでサウンドやビリ付き具合まで変化してしまう、非常に重要な作業です。
ところが現代は多種多様なペグとヘッド構造が存在し、その全てに的確に対応するのは、なかなかの高等技術とも言えます。
ギターそれぞれに合わせた的確な弦巻き方法をアドバイスさせていただきます。お気軽にご相談下さい。
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【指板とフレットのクリーニングと保湿】
ポピュラーなローズ、エボニー指板のほとんどは木材がむき出しで外気の影響を受けやすく、過度の乾燥は割れやヤセ、フレット浮きの原因となります。汚れが付着するとその内部でバクテリアが繁殖し、指板の腐食につながります。清潔で適度に保湿された状態を維持することが重要です。
フレットの多くは素材にニッケルシルバーを用いていますが、錆びやすいのが難点です。錆びたフレットは摩擦が多く、フレット自体の摩耗や弦の切れやすさ等にもつながります。くすみが目立ち始めたら、定期的に磨き直しましょう。
どちらの作業も、弦交換のタイミングがおススメです。
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【オールドギターのレストア】
長らく弾かれずに置かれていて、そのままではやや演奏性に難があるアコースティックギターを復活させる作業。
錆びで覆われていたフレットは1本1本磨き直し、指板のカビも除去、オイルで保湿します。塗膜には油分やヤニが付着していたため、出来る限り除去。ペグは錆びに加え、内部のグリスもほぼ飛んでしまっていたため、一度全て分解、洗浄をした後、しっかりとグリスアップして対応しました。
弦を張ってみると、思いのほかネックの状態は良く、すぐに弾いていただける状態に戻すことが出来ました。
![Gibson J160E](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=265x1024:format=jpg/path/s774a78a57000d566/image/i27784b82f4ca2079/version/1438524924/gibson-j160e.jpg)
【60's Gibson J160Eのレストア】
ビンテージのJ160Eのレストア作業。塗膜にはヤニがびっしりと付着していました。
ラッカー塗料であることから、薬剤を用いた洗浄は危険があると判断し、弱い成分のクリーナーを少量使用し、丹念にヤニをふき取ることで、渋い艶と、年代を感じさせるクラッキングが蘇りました。これこそまさにビンテージの味と言えます。
(作業の様子を紹介したブログエントリーはこちら)
![Gibson J160E](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=216x1024:format=jpg/path/s774a78a57000d566/image/i69f9892d6662db05/version/1462540450/gibson-j160e.jpg)
【コンポーネントギターの組込みセットアップ作業】
お客様自らがUSACG社にオーダーしたボディとネック、さらにその他ほとんどのパーツをお持込いただき、当工房は組込みとセットアップ作業を担当させていただきました。
全てのパーツの整合性を確認し、必要な追加工や穴あけを実施。配線はSSHのピックアップレイアウトの性能を隅々まで堪能できる、ご依頼主こだわりの特殊な仕様を当工房の配線技術にて実現。
その他ステンレスフレットのすり合わせ作業と全体のセットアップ作業を行い、無事納品となりました。
(作業の様子を紹介したブログエントリーはこちら)