しゃれおつで実用的な5弦ベースカスタマイズ(後編)

さぁ、いよいよ今週の土曜日19日は

Y.O.S.ギター工房が東京にお邪魔いたします。

 

島村楽器ミーナ町田店さんの「まちだギター祭り」。

こちらに私も参加させていただくことになりました。

 

イベントの詳細はこちら(島村楽器さんシマブロ)もチェックしてみてください。

イベント内容に関するお問合せもお店まで直接お願いいたします。

 

 

 

さぁ、前回のブログからご紹介している

Bucchus5弦ベースの素敵カスタマイズ。

 

今日はその完結編です。

さぁ、どうなったのでしょうか?

ボディの真ん中にホンジュラスマホガニーの薄板をはめ込まれたボディ。

 

ブリッジの取り付け穴やピックアップのキャビティも埋まってしまいましたので、

再度加工を行います。

 

注目はピックアップのキャビティ。

 

元はBucchusオリジナルのハムバッキングPUが2個搭載されていましたが、

今回のカスタマイズを機に、

BartoliniのMMタイプハムバッカー1発という仕様に変更。

 

ピックアップ位置も、

いわゆるミュージックマン社の5弦ベースライクな位置に変更しました。

キャビティ内の下側が半分黒いですが、

これが元のリアピックアップキャビティの名残ですね。

 

その後、マホガニー部分を周囲と同様にオイルフィニッシュ。

マホガニーのナチュラルな色味、本当に素敵です。

 

キャビティには導電塗料を塗布します。

 

さぁ、組込みだ。

このベース、5弦ベースにしては比較的軽いボディで、

楽器の重心がややヘッド寄りでした。

 

今回のカスタマイズに際して、

ペグをGOTOH社製から

業界最軽量Hipshot社のUltralightペグに変更。

 

これらのペグ1個当たり35グラム程差がありますので、

ヘッド全体では約175グラムも軽量化。

ボディバランスの改善には絶大な効果があります。

 

 

Y.O.S.オリジナルプリアンプサーキットも

キャビティ内に移し、

ピックアップやブリッジアース線を接続しました。

 

あとはもう弦を張り、

セットアップをするのみです。

これは素敵!

 

セットアップも万全で、

楽器と新しいピックアップ、

そしてY.O.S.プリアンプとの相性も良さそうです。

 

 

 

非常に多岐に渡ってカスタマイズを施した今回のベース。

そもそものご依頼はピックアップの交換です。

 

ただ元の状態とは

形状も個数も位置も異なるピックアップ交換。

 

新しいキャビティを掘らなければいけないのはもちろんですが、 

それよりも元のキャビティをいかにして隠すかが

最大の懸案事項でした。

 

元穴をその形のまま埋める。

ピックガードを大きくして隠す。

色々な方法を検討しましたが、

その結果カッコ悪くなっては意味がありません。

 

そこで提案させていただいたのが、

ボディ中央を削ってドカーンとフタしてしまう方法。

 

フタ材の色は黒系に染め上げても良かったのですが、

あえて素材や色味を変えることで楽器のイメージも変えることが出来ました。

 

 

ただそのプランも、

精度高く行わなければ意味がありません。

 

加工中周囲にダメージを与えてしまったら

修正は難しいこのオイルフィニッシュベース。

接着剤のはみ出しなんかも致命傷になりかねません。

 

そこに新しい材をピッタリはめ込み、

新たなキャビティ等の加工を施し、

木肌を仕上げる。

 

 

どの加工も、

例えば1からギターを作っているときにはなかなか味わえない緊張感で、

かつてない精度を要求されるものでした。

 

結果加工されていることを知らない人が見たら、

まさか後からそんなことがされているとは

絶対に判らないレベルで仕上げられたと思います。

 

 

あらためて、

ビフォーアフターを見比べてみましょう。

 

元々は2つのP.U.と3バンドのEQにより

多彩な音作りが可能であったこのベース。

 

ここ最近の主流ではありますが、

実際ここまでの機能を必要としない方も少なからずいらっしゃいます。

 

 

今回はそれらを必要最小限に抑えながら、

ピックアップとプリアンプの変更で、

ご依頼主にとってより実用的でシンプルなサウンドと操作性に変更しました。

 

元の楽器からは

ピックアップ、プリアンプ、ペグが交換されていますので、

そのサウンド確実に別物です。

 

良い悪いはお客様が決めることですが、

当工房のプリアンプを採用していただきましたので、

当工房にしかできないカスタマイズであることは間違いありません。

 

 

大切な楽器に

これだけの大胆な加工を施し、

かつサウンドメイクまで委ねていただける。 

 

とてもありがたいご依頼でした。

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コメント: 2
  • #1

    24F (金曜日, 18 3月 2016 22:16)

    が抜かれてる

  • #2

    Y.O.S.吉田 (金曜日, 18 3月 2016 23:29)

    細かいところまでご覧いただいてありがとうございます。
    ご依頼主がスラップ時に邪魔とのことで、
    今回試しに抜いてみました。
    最終フレットだけなので、元に戻す時も比較的簡単です。

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カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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