ギタースポット in Tokyo

先週、久しぶりに東京出張に行ってまいりました。

 

目的は

某音楽出版社さんによる

Smoggy Overdriveの取材立ち合いの為。

 

別に立ち会いを頼まれたわけでもなんでも無いのですが、

単純にその現場を見てみたくて、

同席させていただきました。

 

元々その完成度に自信のあったSmoggyですが、

今回の上京を通じて、

その想いはより一層強まりました。

 

その取材の成果は、

3月中に公開予定。

 

他メディアへの掲載も決まってきて、

3月はSmoggy周りが忙しくなりそうです。

 

お楽しみに。

 

 

 

で、せっかく上京しましたので、

取材や挨拶回りも兼ねて

東京ギター観光をしてまいりました。

 

まずは、

母校訪問。

ESP Musical Academy ギタークラフト科

新宿区は高田馬場にある

専門学校ESPミュージカルアカデミーのギタークラフト科。

 

ギターのことしか勉強しない、

凄い学校。

 

ESPというとエレキギターのイメージが強いと思いますが、

学校ではエレキだけでなく、アコもアンプもエフェクターも、

今のギター業界に必要な幅広いスキルを学びます。

 

木工設備も塗装設備も充実。

これが大都会東京にあるのだから、いまさらながら驚きます。

 

今回は皆卒業直前、最後の作品の仕上げに夢中な様子でした。

中には可愛いペットの為に余り材で巣箱を作る姿も(これがなかなかハイクオリティ)。

相変わらず、楽しそうな学校です。

 

そしてなんと、8階建ての新校舎も建設中。

これはこけら落としに、

塗料を床にこぼしにお邪魔しなければいけませんね。

 

 

 

 

私も学生時代含め15年間ここで過ごしましたが、

今さら思うこの学校で学んだ最も大切なものは、

「世の中上には上がいる」ということ。

 

それこそ入学前は、

自分の周りの中では私が一番ギターに詳しかったし、

小さいころから手先も器用なほうでした。

 

ところがまぁ入学してみると、

クラスメイトは正真正銘のギターバカがうじゃうじゃ。

やれパーツがどうこう、ビンテージがどうこう、

その知識に全く付いていけません。

 

先生方の技術は圧倒的で、

どうやったらああなるのか見当もつかないくらい。

 

 

私もこうして個人工房を構え、

日々の仕事を皆様にご覧になっていただく中で、

「綺麗」とか「さすがプロ」とか

お褒めの言葉を頂くことも多々ございます。

 

が、

私が高田馬場で見ていたものからすると、

全部「普通」です。

 

例えばほらこれ。

 

ふとお邪魔した教室に置いてあった

配線のサンプル。

 

完全に無許可で掲載していますが、

いやぁ、きれいだ。

 

配線に限らず、

全てのお手本が常に身近にあります。

 

もちろん、

学生生活の数年間で、

全てが身につくなんてことはありません。

 

でもここで見聞きしたことは頭の中に残り続けまから、

卒業後はその理想に向かって、

少しずつ成長していくことが出来ます。

 

「上を知る」ということは、

技術職にとってはこの上なく大事です。

知れば知るほど凹みますが、

井の中の蛙になっては行けませんから、

己の今の立ち位置を正確に認識する必要があります。

 

こんなことを最近良く思うようになりました。

 

たまには原点に立ち返ることも大事ですね。

 

 

その他の時間で、

渋谷新宿をブラブラ。

ギターマニア話題の新スポット、

渋谷のESPミュージアム。

 

残念ながら中は写真NGですので、入り口看板のみですが、

ギター好きの方は必見。

半分はESPの芸術的なギターの数々、

もう半分はESPが所蔵する、

世界的にも貴重なビンテージコレクションが展示されています。

 

58,59レスポールが、こんなに沢山飾ってあるのって、

世界でもここだけ?

オリジナル59フライングVや、

プリCBSフェンダーなんてもうごろごろ。

 

入場無料。

時間経ちすぎ注意です。

 

 

写真右は、

新宿エリア唯一の

Smoggy Overdriveお取扱い店、

イシバシ楽器新宿店さん。

 

圧巻の品ぞろえの中でも、

Smoggyが一番「輝いて」ました^^

(この後すぐ売り切れてしまった様で現在は品切れ中です)

 

 

以上、東京レポートでした。

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ABOUT YOS

静岡県島田市のギター工房です。
カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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