配線で万歳三唱

発売を10日後に控えたSmoggy Overdrive


初回出荷分は、

今週金曜11日申込み締切となります。

よろしくお願いいたします。



このところイベント続きで、

ブログもそちらよりが多かったのですが、

今日は1件の配線例をご紹介。


この配線を実現させた私、

密かに一人で万歳三唱。

こちらはギターの組込みとセットアップのご依頼でした。


ボディ、ネック、そしてパーツ類全てお客様がご自分で用意をし、

私の仕事はそれをギターとして組み上げること。


ボディやネックにはメーカー名等は見当たりませんでしたが、

作りからするとおそらく、

USAのコンポーネントメーカーによるものでしょうか。


作業全体は比較的順調でしたが、

今回最も頭を使ったのはその配線。


3ピックアップに対し、1ボリューム、2トーン。

リアのハムはスイッチ付きポットでタップします。

ここまではスタンダードですね。


ところがここからのご依頼内容は

私にとっても前代未聞。


最初にご相談を承った時には、

その聞いたことの無い内容に、

あやうく即答で「それは無理です」と言いかけました。


ボリュームポットには「抵抗値」という種類があり、

ピックアップによってそれが使い分けられているということは

ご存知の方も多いかと思います。

ギターのシングルコイルなら250kΩのポット、

ハムバッキングなら500kΩのポット、という具合です。


これはインピーダンス云々という話になるので、

難しい内容はここでは避けますが、

今回のように2タイプのピックアップを搭載している場合のボリュームは

ほとんどの場合500kΩを使います。


ところがご依頼主、

「ピックアップによってポットの抵抗値って変えられます?」

とのこと。


「いやでもボリュームは一個しか・・・・」

と言いかけた私、

ここで一休さんモードに突入。


ぽくぽくぽくちーん。


で、出来ました。


このギター、

フロント⇔ハーフトーン⇔センターのときは250k、

リア⇔ハーフトーンの時は500kで動作します。


かつてこんな配線がされたギターがあったでしょうか?


ええ、分かってます。

需要はきっとありません。


でも私の配線はまた1レベル上昇(^_^)v


ギターの配線が好きな方、

どうすればこれが実現できるか、

是非考えてみてください。


ヒントは画像。

使われているパーツをよーく見てみましょう。



さて、

先月末の菊川ハンドメイドギターショーに続き、

昨日、一昨日は浜松に行ってきました。

浜松楽器メイカーズフェスティバル

アクトシティ浜松で行われていた

浜松楽器メイカーズフェスティバル。


楽器の街浜松市が主催する、

楽器メーカーにスポットを当てたイベントです。

今年が初めての開催。

こちらに、Y.O.S.ギター工房も出展させていただきました。


最終日の日曜は天候も穏やかで、

すごい人出でした。

会場全体もなかなかの盛り上がりで、

楽器の街浜松の面目躍如といったところでしょうか。


個人的にも様々な出会いがあり、

とても楽しいイベントになりました。


家康君にも会えたし。


来年以降もこういったイベントが続くといいなぁ。

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静岡県島田市のギター工房です。
カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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