テレキャスターの3大悩み

明日7日、

お店は臨時休業日となります。

店内では8日のリニューアルオープンに向けた準備が

バタバタと行われていると思いますが、

お買い物はできませんので、

あらかじめご了承ください。



さぁ、

このところどうもブログのネタが

全盛期の池山ばりに大振りになっていましたので、

一旦深呼吸。


今日はみんな大好きテレキャスターの

3大困ったちゃんの修理です。

テレキャスターって、

1950年にはほぼ現在の形が完成していて、

それがほとんど変わることなく現在まで来ています。

そんなものって、他ではなかなか無いですよね。

 

無論それは素晴らしい楽器だからなのですが、

現代のギターシーンではやや足りない部分も当然出てきます。

 

まずはノイズ。

けっして無防備なわけではありませんが、

高域が特徴のギターですので、

やはりノイズも目立ちます。

 

今回もいつもの通り、

銅箔テープと導電塗料を用いて、キャビティとPG裏を

しっかりとシールディングさせていただきました。

これをすれば、

それこそへびーめたるでも弾かなければ、

問題ない量にノイズは収まります。

 


さて、次のお悩み。

外したコントロールプレートを見てみると気になるのは、

レバースイッチとボリュームノブの異様な近さ。

これはもうテレキャスターユーザー皆の共通の悩みですね。

 

そこで今回はこんな加工を。

ボリュームポットの取付穴を

穴半分下に広げました。

移動距離は約5mm程。

こうすることでご覧の通り、

スイッチ操作に最低限必要なスペースを確保。

 

加工をこの程度にとどめておけば、

広がった穴もノブに隠れて見えません。

 

粋なカスタマイズです。

 



もう一つのお悩み。

テレキャスターを始めとする

R7.25インチ指板の宿命、

チョーキング時の音詰まり。

これにお悩みの方はやはり多く、

当工房でも月に何件か、このご相談を承ります。

 

結論としては、

ちゃんとすり合わせすれば大丈夫です。

 

ただ実際、ほとんどのメーカーは

チョーキング時の音詰まりのことまで考慮したすり合わせを行っていませんので、

1弦12Fで1.5mm位まで弦高を下げると、

14,15F辺りのチョーキングはほぼ音が詰まってしまうと思います。

 

当工房では

1弦12Fで1.2mm程まで下げても

どのポジションのチョーキング時でも音詰まりしない、

このあたりを基準に作業を行っております。

 

主にオールドフェンダータイプのギターで、

チョーキングの音詰まりにお困りの方、

お気軽にご相談下さい。

 

 

話は全然変わりますが、

ギター用のビスの在庫が切れてしまったサイズがあったため、

先日まとめて仕入れを行いました。

ギターに使うビス(私はネジと呼ぶことがおおいですが)、

実は結構特殊です。


まずその頭の形状、

ギターには伝統的に「丸皿」と呼ばれる、

上面が丸みを帯びた皿ネジを使うことが多いです。


普通の皿ネジだったらホームセンター行けばいくらでも売ってますが、

丸サラはまずありません。


さらに、ステンレスビス等の耐腐食ビスが一般的な現在、

ギターは未だに鉄ネジ。

しかも見栄えも大事なので、

わざわざニッケルメッキを施した綺麗なビスである必要があります。


でもニッケルメッキなんてすぐ剥げて

錆が出てきます。

でもオジ様方は、それが良い!なんておっしゃる始末。



そんな骨董品みたいな仕様でございますので、

ほとんどのサイズが特注。


そして入荷したのが画像右!

それぞれ、1000~3000本程入ってます^^;


私一人で使い切ったら、快挙ですね。



だったらホームセンターにある

ステンサラネジ使えば良いじゃんと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そう思ったら、

是非やってみてください。


あまりの違和感に、皆さん驚かれると思います。


やっぱりギターは

ニッケル丸皿に限る。


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静岡県島田市のギター工房です。
カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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