アーチトップの配線は一大事

チャンピオンズリーグも始まって、

今年も欧州サッカーが本格化してきました。


昨年とは打って変わって

香川君がすごかったり、

本田君がすごく無かったり、

山田君情報が全然なかったり、

中々日本人選手が全員大活躍ってわけにはいかないですが、

それら悲喜こもごもを今年も楽しみにしております。


注目はスペインに渡った乾君。

昨日のデビュー戦も大活躍だったそうですが、

Yahooスポーツに上がっているハイライト動画を是非ご覧ください。


乾君がアシストを決めたシーン。

チームメイトたちはゴールした選手じゃなくて、

乾選手の元に駆け寄り、祝福しています。


エイバル、良いチームじゃありませんか。


スペインリーグは他に特に興味がございませんので、

今年はエイバルに注目です。



今日のブログは

以前も紹介したかもしれませんが、

この道具をあらためてご紹介。

太目のステンレスワイヤーの先端に、

いろんなものをくっつけたこのお手製道具。


とある構造のギターの配線で大活躍します。

というか、これが無いとヤル気がしません。

今回のご依頼は、

このヤマハのオールドギターの配線アッセンブリーの総交換。

いわゆるフルアコです。


バックパネルを開けて作業するエレキとは違い、

その配線作業はご覧の通り、

ピックアップキャビティから引っ張り出す必要があります。


何をするにも、

一旦全てのパーツを外し、

作業して全部戻す。


そんな工程になるわけですが、

最も厄介なのが最後の「元に戻す作業」。

ボディの中に手は入らないフルアコでは、

何かで引っ張る必要があるわけですね。


そこであの道具が登場。

パーツ交換を行ったら、

パーツの取付穴からピックアップキャビティに、

先ほどのワイヤーをそれぞれ通します。


ワイヤーの先端には、

それぞれのパーツをホールドするためのものが付いてますので、

しっかりと取り付けたら、

ワイヤーを引っ張れば元通り。


素晴らしい!


昔は針金なんかをからませて作業してましたが、

あとちょっと!ってところでパーツが外れ、

また1からやり直し・・・・。

そんなイライラ極まりない作業が、

道具1つであっさり解決。


私の仕事は技術も大事ですが、

その前にやはり道具ありきです。

感謝。


そうして組みあがったのがこちら。

このところYAMAHAの古いアーチトップモデルを何度かお預かりしていますが、

どれもデザインが素敵です。

王道のGibsonとはまた違ったシェイプや構造で、

当時のYAMAHAの職人さんたちの技術が垣間見られます。


右は同時期にお預かりしたGretchのTennesse Rose。

こちらもアッセンブリ交換のご依頼でした。


この仕事をしていると、

こういった特殊な仕事が続くことが多いのが不思議です。




特殊と言えば、

現在とてもとても特殊なカスタマイズのご依頼が進行中。

誰かさん風に言うと、

とてもパンチのきいたご依頼。


ご依頼主と打ち合わせを重ねながら

ワクワクして進めています。


全貌公開はまだ先になりそうですが、

完成が楽しみです!

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静岡県島田市のギター工房です。
カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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