1Pコアモデル最終盤

様々な反響を頂いております

1Pコアのカスタムギター、

遂に完成いたしました!



当工房では毎度、

オーダーギターの製作工程を

ブログ等でご紹介させていただいていますが、

それももちろん

ご依頼主のご承諾あってのもの。


「完成まで見たくない」

という方が多いのかな?と思ってましたが、

「製作工程を見てみたい」とおっしゃっていただけることが多く、

ありがたい限りです。



それでもやはり、

完成したその姿だけは、

最初にご依頼主にご覧いただきたいと思ってますので、

今日のブログもその全貌はまだご覧いただけません。


ただこのギター、

紹介したいポイントが沢山あり過ぎるモデルなので、

今日はボディ側のマニアックな各所を

ご紹介しようかと思います。


まずは配線から。


Super switch配線

比較的フェンダータイプのピックガード配線が多い当工房ですが、

今回は久しぶりに、ボディ裏キャビティ内の配線です。


と言いましても、

狭いキャビティ内で配線作業をするのは事故の元ですので、

画像の様に、余ったパネル材なんかにパーツを取り付け、

配線しやすい環境で作業を進めます。


キャビティ内で配線するのは、ピックアップ位ですね。


このモデルは2基のハムバッキングP.U.が搭載されますが、

セレクターは5Way。

最近妙によく使う、Super Switchです。

スイッチ付きのポットと併せて、

二つのハムバッキングP.U.の4つのコイルを

複雑に切り替える配線です。



これまでにもなんとなくご紹介していましたが、

このギターにはもう一つ、

特殊なP.U.が載ります。

Roland GK KIT GT3

RolandのGKピックアップ。

ブリッジとリアP.U.の間に付いている

黒い細長い物体がそれです。


各弦独立で信号を拾い、

専用の基板と13Pのコネクタを介して、

Roland社のギターシンセサイザーに接続します。


つまり、ギターシンセサイザー専用P.U.ですね。


このP.U.及び回路は、

ギターに後付けで付けるタイプのユニットが販売されています。

詳しくはこちら(Roland社サイトリンクです)


このGKで何が出来るかと言うと、

ご存じでない方はこちらもご覧ください(またまたRoland社リンク)


今回のGKピックアップは

この後付ユニットではなく、

ギターに内蔵しちゃうユニット。


これは一般には販売されておりません。

今回はご依頼主のお持込で作業させていただくことになりました。


貴重な経験をさせていただき感謝。


と言っても、

私はただ、基板上のコネクターをはめただけですが・・・。



ということでこのギター、

通常のマグネティックピックアップを使った回路と、

GKピックアップの回路、

2回路を完全独立で搭載したギターとなりました。


特製のジャックプレートも良い感じですね。



配線が終わると、

あとは弦を張って楽器にする作業。


ただただ集中すること数時間。

無事すべての作業が完了しました。



最初に書いた通り、

まだ全景はお見せできませんが、

細部をチラ見せ。

TREMOL-NO

ブリッジはこれ。

ペグと同じGOTOH社の最高級モデル510Tです。


今回はご覧の様に、

ボディトップにわずかなリセスを設け、

アームアップも可能なフローティング設定にしています。


フローティングの状態は

弦と裏のバネの張力を同じにすることで、

この状態を保っています。


自由なアーミングを楽しむことが出来る一方、

弦が切れてしまったり、

チューニングを変えたくなった時に困ります。


そこで取り付けたのが、

背面スプリングの間に挟まっている

TREMOL-NOという商品。


文章では説明しずらいですが、

黒いサムスクリューを絞めたり緩めたりすることで、

トレモロを固定したり、

アームダウンしか出来ない状態にしたり、

フローティングユニットのセッティングを

手早く変更できるアイテムです。


新品の取付を行ったのは

初めてだったのですが、

初期状態はまぁひどいバリが出ており、

そのままではとても使い物になりませんでしたので、

(これでよく売るな、アメリカ人め)

分解、メンテナンス、グリスアップ後の

再セットアップとなりました。


個体差はあるのかもしれませんが、

しっかり手をかければ、

使える商品ではあるようです。



今日ご紹介するのはここまで。



一言で素晴らしいギターになりましたので、

皆様に全景をご紹介するのが楽しみです。


最後にオマケ写真。

ちら見せ

GOTOH510T & Roland GK-3 & Barenuckle JUGGERNAUT HUMBUCKER

on 1pカーリーコア。


画になりますね。


そしてもう一つ、

なんだか

とんでもなくかっちょええパーツが付いています。

HATA

特注のポットノブ、レバースイッチノブです。


すさまじい美しさ。


こいつの詳細もまた後日。

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    齋藤 (木曜日, 21 5月 2015 23:57)

    通常、ギターシンセと言ったら PUからボディの上をケーブルが「ダラ~ん」となって、いかにも シンセ付けてます!って感じですが、本当に綺麗にまとまってますね!
    コア材の硬いながらに粒ダチのいい音をこのPUがどう拾うのか興味深々です!

  • #2

    Y.O.S.吉田 (金曜日, 22 5月 2015 22:45)

    コアを出来るだけ活かす為に
    無駄なものは極力排した設計です。
    とても「カスタム」感が強くなってカッコいいです。

1 日本国内への配送に適用されます。その他の国についてはこちらをご参照ください
2 税抜価格

pagetop

ABOUT YOS

静岡県島田市のギター工房です。
カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

MORE