渋深い色

いよいよ12月。


静岡は今週になり急激に冷え込み、

湿度もぐーんと下がりました。


木材たちもこれまで溜めこんだ水分を

一気に吐き出し、狂いが出やすい季節。

つまりは、ギター作りに最適な季節の到来ですね。


溜まりに溜まったオーダーギター達のネックも、

この冬に一気に加工しちゃいたいと思います。



さぁ、Unity Bassはいよいよ着色工程です。

下地研磨⇒クリア⇒着色
下地研磨⇒クリア⇒着色

いつもの通り、下地の塗料を研磨し、

平滑な塗膜を作ります。

左の写真がその状態。


アッシュはもう木がボコボコなので、

美しい仕上げのためには、

ここが勝負です。


今回はもともとの木の色が濃く、

上に乗せる着色料はもっと濃いため、

そのままでは色の具合の判断が難しいため、

一旦クリアを乗せ、

研磨傷を埋めてから着色に移りました。


そうして着色したのが右側です。


サンバースト塗装のような縁取りではなく、

ボディ外周に向かって色が濃くなるような

グラデーション塗装を目指してみました。


実はこの黒、濃い部分も真っ黒ではなく、

シースルーなんです。

真っ黒に見えて実はシースルー
真っ黒に見えて実はシースルー

上の写真はその黒い部分に

光を当てたものです。

木目が透けて見えますね。

光の入り方で見え方がだいぶ変わります。
光の入り方で見え方がだいぶ変わります。

こうやって写真で見ると、

なかなか伝わりづらいのですが、

実物の迫力は相当です。


黒は外側だけでなく、

全体にうっすら乗せていますので、

角度によってはより黒く、

正面近くではより茶色い見え方をします。


木の色と黒の間に下地塗料の層があるため、

光の反射や屈折により、

奥深さが表現されます。


これはカッコいい!

想像以上でした。

ネックも渋ごーじゃす
ネックも渋ごーじゃす

ネックもナチュラルではなく、

うっすら飴色を吹き付けています。

こちらもそのおかげで、

バーズアイの木目がより際立ち

スペシャルな感じが漂いました。



これらは現在乾燥中。

完成が楽しみです。

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コメント: 2
  • #1

    齋藤 (木曜日, 04 12月 2014 01:35)

    「眺めていたい」ってくらい綺麗なネックですね!塗装が乗ると木目はさらに深い表情を醸し出んで、これが「快感」って!
    以前から聞いてみたいなと、思ってました.. 「ヘットレス」にこだわる理由ってあるんですよね、
    教えてください。

     

  • #2

    Y.O.S.吉田 (木曜日, 04 12月 2014 09:24)

    ヘッドレスの魅力はたくさんありますが、ボディバランスの良さ、音のタイトさ、デッドポイントの少なさはヘッド有りよりはるかに優れています。一度体験しちゃうと、やめられませんね。ギターケースにおさまっちゃうコンパクトさも魅力です。

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カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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