なぜ好きなのかはわかりません!

以前からアナウンスさせていただいている通り、

現在当工房はオーダーメイドの新規受注を

ストップさせていただいています。


もちろん、すでにオーダーいただいている分の木材は

しっかりストックされており、

つまり新しい材は今要らないはずなのですが・・・・



活きのいいネック材、入荷しました!^o^/

新入荷です。よろしくお願いします。
新入荷です。よろしくお願いします。

当工房ではすっかりおなじみ、

バーズアイメイプルのネック用材でございます!

是非拡大してご覧ください。


日本では「鳥眼杢」なんて呼ばれることもありますが、

その名の通り鳥の目のような粒が杢として現れたメイプルです。


なぜバーズアイが現れるのかは諸説ありますが、

なんとも不思議な現象ですね。


バーズアイの断面が上の写真右です。

年輪を貫くように、弾痕みたいな模様が出ているのが

見えますでしょうか?

この弾痕の断面が、バーズアイの正体ですね。



このバーズアイメイプルを

ネックとして仕上げると、

こんな感じになります。

塗装済みのバーズアイネック!
塗装済みのバーズアイネック!

なんとも言えぬ存在感ですね。


カーリーメイプルやキルトメイプルのような

優等生な杢とは違った

どこかミステリアスな雰囲気すら漂います。


ただ、バーズアイメイプルを私がおすすめするのは

外見だけではありません。


実はバーズアイ、ハードメイプル(シュガーメイプル)にしか

現れない杢なのです。


メイプルと呼ばれる木は多くの種類があり、

それぞれで硬さが大きく異なります。

ところが木目自体は良く似ている為、

一旦製材されてしまうと、

どのメイプルかなかなか判断できません。


実際、リーズナブルなギターの中には、

あまりネック向きではないメイプルを

使っているものも良く見かけます。


ところがバーズアイメイプルは、

確実にハードメイプル。

安心してネック材に使うことが出来ます。


「バーズアイは反りやすい」

なんて噂を目にすることもありますが、

体感的にはプレーンなメイプルと全く変わりません。


すでに私の手元にはありませんが、

私が初めて手掛けたバーズアイネックは、

5年以上も反り調整を一度もしたことが無いくらい

安定したものでした。



正直加工性は余り良くなく、

とくに刃物での加工は神経を研ぎ澄ませて望む必要がありますが、

それを乗り越えてこそのギター職人だと思い、

毎度頑張っております。



そうしてバーズアイ好きがこじれると、

現在の工房はこんな感じです。

バーズアイパラダイス!
バーズアイパラダイス!

いつもはばらばらに置かれているので

こうして1か所に集めてみたら、

想像以上にテンションが上がって、

楽しいのなんの。


皆さんも、デスクトップの壁紙に是非どうぞ。


こんな感じで、

バーズアイは特に、

良いものを取り揃えています。


鳥眼の会(現在会員は私一人ですが・・・)に

入会希望の方は、

いつでもご相談ください^^;


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ABOUT YOS

静岡県島田市のギター工房です。
カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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