不謹慎?

残念でした。ニシコリ選手。

今日はおかげで

なんとなく元気が出ない一日でした。


それでも、

今回の結果はフロックには見えないし、

若いし、

サッカーW杯と違って、

テニスグランドスラムは年4回もあるし、

すぐに次のチャンスが来るでしょう。


決勝でガチガチになったニシコリ選手は、

それはもう大舞台に弱い典型的な日本人であり、

不謹慎ではありますが、

急に身近に感じたのも事実です。

やっぱり天才に見える人ほど、

誰よりも努力した人なんだとあらためて思いました。




今日はリペア業務が中心になりましたが、

平行してエフェクターの基板製作を行いましたので、

その風景をご紹介。


まずは素材と道具です。

感光基板の準備
感光基板の準備

基板の作り方はいろいろありますが、

当工房は「ポジ感光基板」を使用しています。



まずはPCで基板のパターンを製作(お察しの通りこれが一番難しいです^^;)

そのパターンをOHPフィルム的なものに印刷し、「ネガ」を作ります。

「ネガ」に印刷したパターンを、

露光機を使って基板に写す、という方法です。

この描き方はおすすめしませんが
この描き方はおすすめしませんが

私はAdobe社のIllustratorというソフトを使用し、

基板のパターンを設計しています。

本来はイラストソフトですが、

使い方やマクロをうまくアレンジして、

基板設計ソフトのようにして描いています。

使いこなすのが大変なソフトではありますが、

その分自由度も高く、

私の無駄なコダワリを詰め込むには、

欠かせないソフトなんです。



さて、実際の製作工程に行きましょう。

つまり日サロです
つまり日サロです

感光基板をパッケージから出すと、

メタリックグリーンの板が登場。


まずは設計した基板サイズにカットし、

先ほどのネガを重ね、

露光機付属のガラスクランプにはさみ、

露光機の電源を入れ、

ガラスクランプの上に重ねます。


露光機の中にはブラックライトが入っていて、

感光基板の緑色の膜は

このブラックライトに反応します。


ネガのパターン部分は黒いので

その部分は露光されない、

というわけですね。


続いて現像。

パターン精度はここで決まり
パターン精度はここで決まり

現像剤を水に溶かし、現像液を作ります。

そこに露光をした基板を投下!

しばらくすると右の様に、

ブラックライトが当たった部分だけ、

銅箔が出てきました。


この銅箔部分が不要ですので、

溶かしちゃいましょう。

家では気が引ける作業です
家では気が引ける作業です

現像した基板を

「エッチング液」に付けます。

エッチング液は金属を激しく腐食させ、

溶かしてしまうという恐ろしい液体。


先ほどの基板は、

銅箔が剥き出しの部分が徐々に溶けていきます。


ちなみにエッチング液、

金属はもれなく腐食させますし、

液に溶けだした金属は有毒です。

間違ってもシンクに流したりしてはいけません。

産業廃棄物扱いになりますので、

適切な処理が必要です。


ご家庭で基板製作をする時に、

一番厄介なのがこのエッチング作業ですね。

ようやく完成!
ようやく完成!

エッチングが終わったら、

パーツを差し込む穴をあけます。

ペンルーターなんかが楽です。


その後、パターンの上に残った露光膜を

シンナーで除去。

「フラックス」という

ハンダの濡れ性を上げる液体を塗布し、

ようやく基板の完成です。



かなり手間のかかる基板製作の方法ですが、

その分精密で美しい基板を作ることが可能です。


慣れてしまえば難しい作業ではありませんが、

基板の出来栄えを左右するポイントはたくさんあって、

私も膨大な数の失敗を繰り返して今に至っており、

この精度の高さは、

どこにも負けないひそかな自慢です。



この後の作業は、

是非以前のブログのエントリーをご覧ください。


今では「エフェクター自作本」もたくさん市販されていますね。

是非皆さんも体験してみてはいかがでしょうか。

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カスタムオーダーギター・ベースの製作、リペアとカスタマイズ、オリジナルエフェクターなどの設計・製作をしています。

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